復旧農地を耕す
復旧農地を借受け、これからお米を作っていく予定にしていますが、これがなかなか大変で、今はまだ、石拾いの段階です。
復旧したからすぐ使えるのかというとそうではなく、みなさん、石拾いから始まります。
耕作放棄地と違うところは、そこが元々、田畑であったかなかった、ということ。
復旧農地はゼロから作られることが多い。特に山間地の改良復旧では。
石を拾いながら思うことは、大昔、山や原野を切り拓いて、農地を作ってきた人たちの苦労。
復旧農地は、一応形までは整ってるので、その分手間はかかってませんが、木を切り、根を掘り起こし、石や岩を移動させ、整地しながら石組みしていくのだなあと思うと、どれだけの歳月をかけて作ってきたのだろうかと…
生きるために必要だった田畑、今も本質は変わらないと思うが、どこか、なにかが抜け落ちてしまってるような…
カタチだけの世界に、魂や精神は宿らない。
なんのための田畑なのか…
一人で作業してると、なんかいろんなことを考えるよい機会になります。
あー、腰痛いですが、まだまだ先は長い…
先人の思いに少しでも近づけるようがんばります。